No Risk High Return

クライミング、サイクリング、ランニングで出会った瞬間をメモってます

岩橋峠を越えました

 

日曜日の昨日、ゴリモンを連れて岩橋峠を越えました

ゴリモンとは僕の自転車です

正式名称ゴリラモンスーン

 

概要

岩橋峠は、標高659mの岩橋山の南の鞍部を抜けて南河内郡平石地区と葛城市兵家地区を結ぶ県境の峠道にあります

岩橋山の北の鞍部を抜ける平石街道とは平石地区で別れてから東西に並行して走る形になります

平石峠よりも100m以上標高の高いところにあるため、岩橋峠の方が道が険しく人通りもまばらです

 

記録

平石地区で平石街道と分かれて峠道に入り、しばらくはコンクリートの舗装路が1~2kmほど続きます

 

平石街道との分岐にはお地蔵さんが奉られています

峠道に入ってすぐ、いきなりの急坂。しっかりと後輪にトラクションをかけて腹筋で上ります

 

200mほど登ったところで左右の分岐があり、左へ行くと鉾立岩や鍋釜岩など奇岩が見れる名石コース

ただし、このコース一度夏場に来たことがありますが、マイナールートすぎて夏は藪がひどく、しかも蜘蛛の巣がすごすぎてかなり濃いルートでしたので、それなりの人しか向いていないと思います。

特に夏は。

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岩橋峠は右

 

ここを右に登ってさらに200mほど急坂を心拍爆上げで上ると平坦な林道になりしばらく快適です

その後体感で1kmほど行くとまた左右の分岐が出てきます

 

左へ行くと「胎内くぐり岩」という岩のチムニーの中をくぐる行場があり、その先でさきほどの奇岩ルートと合流します

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岩橋峠はここを右です

右に行って100mほどで、南東に延びる舗装路と別れて左の尾根に取り付きます

岩橋峠の峠道はこの尾根を登ります

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最初は自転車を担がないと上れない急坂ですが、その後は登山道としては比較的緩やかな道になり、だいたい峠頂上まで押し9割、担ぎ0.5割、乗り0.5割で行けました

ダイトレとはうってかわって人気(ひとけ)が少なく、静かな山歩きです

峠直下で、岩橋山の西の斜面をトラーバスして先ほどの奇岩ルートに続く道と接続しています

そこから100mほどで岩橋峠到着

平石から峠まで体感1時間ぐらいでした

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後ろが岩橋山の階段

 

峠から左を見上げると岩橋山頂上にダイレクトに上がる鬼の階段

右もなかなかの傾斜で、こちらを5.1km進むと葛城山

峠らしく鞍部を十字に越えていきます

岩橋山からダイトレを降りて来る人がいました

自転車を指差して「これ乗ってきたんですか!?」と、「いやいやほとんど押してきました」

 

さて下ります

登りは尾根でしたが、この下りは太田川源流の谷道です

道はすごく荒れていました

北東斜面なので陰気で湿気が強く地面がゆるい感じがします

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倒木が道を何度も塞いできます

自分ひとりならなんてことはありませんが、ゴリモンを連れていると倒木を越えるのは一苦労

沢を左にして下る際に、ゴリモンを右肩に担いでいるとバランスを崩して谷に滑落する恐れもあるので慎重に下ります

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途中沢を渡ります

 

登山道には橋もいくつか掛けられていましたが、ほとんど崩壊していました

このルートは下に駐車場がない上に駅からもアプローチが長く、そのうえ葛城山に登るには遠周りになるので需要がかなり限られていて、通る人が少ないのだと思います

下山の最後には笹が生い茂っているところもあり、通行の少なさを物語っていました

 

峠から1時間弱くだって自転車も僕も泥まみれになってようやく一般道に横から突き当たりました

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1:30の0のあたりが一般道との合流地点

 

葛城市の兵家地区

右へ下ると七夕伝説のある機織神社に下ります

左は上りで尾根を一つ越えて平石街道に接続

 

左へ行きました、ものすごい傾斜地ですが尾根の頂には民家が一軒あってご在宅のようでした

尾根を越えてコンクリの林道を下ると平石街道に到着です

いま通ってきた尾根道の入り口には進入禁止の立て看板が設置されていました

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左から降りてきました右へ行くと平石峠

 

朝からバナナ一本食べただけでここまで来たのでけっこう疲労していました

無難に竹内峠を越えて帰るか、はたまた平石峠を越えて帰るか・・・?

緩斜度or短距離、ちょっと迷って短距離を選びました

はぁはぁいいながらゴリモンを押して平石峠到着

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峠の葛城二十四番径塚、円行者像と不動様に般若心経を唱えているときに一人MTBの方が大阪側から上ってこられました

少しお話して下山開始

 

この下りはほとんど自転車に乗って快適に下れます

下りきったところで岩舟神社にお参りしたくなり、高貴寺の激坂を登り返し

この日いちばんの疲労を感じながら高貴寺到着

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高貴寺のベンチで

 

ベンチで一休みして岩舟神社に向かいました

岩舟神社は明治の神仏分離以前には栂の宮と呼ばれ葛城神道の行場だったようです

後方の山は吼が峰(たけるがみね)と呼ばれ、山全体がご神体となっており、山中には48座の神座があると言われています

ぜひ探してみたいものですが、神罰が怖くてなかなか手出しできません

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前日に入試の終わった中三の息子の合格を祈願して下山

ここまで来ると家まですぐです

腹ペコになって家に帰りました

 

こんなに遊んで経過時間はたったの3.5時間

楽しかった~

 

岩橋街道の峠道は、表と裏の顔がある典型的なAB型人格のような個性的な峠道でした