No Risk High Return

クライミング、サイクリング、ランニングで出会った瞬間をメモってます

Once ダブリンの街角で を観ました

Onceを観ました

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たぶん三回目

 

ギタリストの彼がピアニストの彼女と出会い、お互いにほのかな恋心を抱きつつも、環境がそれ以上二人が近づくことを許さず、ミュージシャン同士のつきあいに終始して、自制して終わる。

 

という非常に抑制の効いた映画

 

なぜ僕がこの映画がこんなに好きかというと、男の自制心の発揮の仕方が僕にそっくりだから。

 

僕が彼だったとしても、たぶんこんな風に気づかいながらアプローチして、こんな風に優しくして、こんなふうに待って、こんなふうに諦めるんだろうな、と思います。

 

ラストで、彼が彼女にあるものを贈るんですが、その贈り方も非常にシンパシーを感じる。

 

男は、好きな女にはいつまでもいい思い出として残りたい、と思っています。

だから優しくしてしまう。

 

でも女は、古い男のことは、それがどんなに盛り上がった恋だったとしても、新しい男の出現ですっかり忘れてしまうものらしいです。

 

悲しいことだ。