峠を越える一年にします
年末にウチに来たGorilla Monsoonを猫かわいがりしている僕です
さて、これからこの子と大阪と奈良の間の峠を越えまくってみたいと思います
しばし自分語りをば
峠、というものになにか僕は惹かれるものがあります
正確に言えば、峠を越して向こうの町に行くという行為に魅力を感じます
同じような魅力を橋やトンネルにも感じます
大げさに言えば世界を分断する壁を通り抜ける感覚
でも、この感覚は障壁である山や川を人力で越えたときじゃないと手に入らないような気もしてます
車でトンネルを抜けることになんの興奮もありません
飛行機で海を越えてもなんの感動もありません
やっぱ歩いてか、そうでないとしたら自転車で越えないと「越えた!」という感覚にはならないと思います。
そんな体験をさせてくれる人力でしか越えられない峠が大阪奈良の間には多数あります
それには地理的理由があります
まず、奈良は盆地ですので大阪から奈良に入ろうと思えばどこから入るにしても山を越えなければいけません
また、大阪奈良ともに南北が長い地域ですが、昔から北から南まで隈なく町が広がっていましたので、大阪と奈良の間には古来からたくさんの峠道が必要でした
それらの峠の中には、今では舗装路となって車が行きかっている道も多くありますが、いくつかは山道のまま残されています
この時代に峠が山道として残っているというのは、中途半端に人が通るからに違いありません
通行量が多い道はすでに舗装されているし、少なすぎれば自然に還ってしまうからです
山道として自然の峠道が数多く残っている、というのは登山にいそしむだけの余裕がある有閑層が多数いる大都市近郊の山地ならでは、だと思います
大阪東部の辺境地に住みながら、そんな貴重な自然の峠道を堪能しないのはもったいないでしょ
ってことでこれから越えまくっていきます
僕には自転車のライテクは皆無なので、峠を自転車で越えるとは言っても自転車がじゃまになることが多いと思います
歩いて越えたほうが速いんじゃないの?と思うことも多いと思います
でもゴリラで、というよりゴリラと越えたいです
その方が、牛馬を引き連れて峠を越した昔の行商人の気持ちに近づけるような気がしています
なんでそんなことがしたいのか?
今んとこ理由はわかりませんが、やってるうちにわかってくるんちゃうかな
今年はいろんな峠を越すぞ!
というのが自転車における僕の2021年の目標です