読書
山田詠美 編集者の女性が主人公 同じく編集者の夫と二人生活をしている 夫から浮気、というか不倫、していることを告げられるが、実はその前から自分も不倫をしている 二人がちがうのは、夫は隠すこともせず堂々と二股をかけるが、自分はコソコソ不倫してい…
著者は遠野遙 Back Tickのメンバーの息子らしいです 中学のときによく遊んでいた小谷野という男がよくバクチクを聞いていました 大学四年の男子による一人称語りの短い物語 大学、公務員試験、ラグビーコーチ、筋トレ、彼女とのセックス という日常の中で目…
中村航の「僕の好きな人がよく眠れますように」を読みました 大学院生の男と、こちらも大学院生の女の恋愛物語です 普通の恋愛ものと一味ちがうのは、女が人妻であること つまり不倫ですわな 不倫もので多いのは、不倫者の不貞に読者が嫌悪感を抱き、最後に…
平野啓一郎の「ある男」という小説を読みました さいきん、なよっとした文章ばかり読んでいたので、久しぶりに高周波で硬質な男っぽいピリッとした文章を読むと、やっぱ俺はこういう男性っぽい文章好きやな~と思わされました。 ストーリーはめんどいので書…
ブラジル人作家パウロ・コレーリョの11分間を読みました パウロコレーリョの作品を読むのはアルケミストに続いて二作目です アルケミストは、旅を通じて少年がこの世の普遍的な美しさと素晴らしさに気づいて行く、という美しい物語でしたが、 本作は、売春を…
村山由佳という人の「ダブルファンタジー」を読みました 強めの性欲を抱えた女性が、権力的なのに性的魅力のない旦那の束縛を断ち切り、近づいてくる男たちと体を交える話。 上下巻の長い小説ですが、飽きずに最後まで楽しめました。 濡れ場の描写が素晴らし…
会社の子から借りた、ブラジル人作家パウロ・コエーリョの「アルケミスト」を読みました。 81ヶ国語に訳され、全世界で8,500万部売れたという伝説的小説だそうですが、はずかしながら存在を知りませんでした。 ちなみにアルケミストとは錬金術師のこと。 少…
「関西山越えの古道」 という今の僕の趣味にぴったりの本があることを知り、町立図書館に依頼して府立図書館から借りてもらいました 著者は中庄谷直氏 どんな来歴の方かとプロフを見たところ、なんと関西で(というか日本で)沢登りを齧ったことをある者なら…
朝鮮と韓国はともに日本を悩ますやっかいな隣人、と思っている日本人は多いと思います。 でも相手をよく知らずに一方的に毛嫌いするのはよくありません。 それに、韓国人だからこうだ、朝鮮人だからあぁだみたいな誰かから吹き込まれた差別的偏見で物事を判…
峠越えをしているので奈良を走ることが多くなりました。奈良といえばやはり歴史です。 僕はこれまでろくに歴史を勉強してこなかったので、平城京以前の奈良の姿についてはまったく何も知りません。せっかく奈良を走るのに予備知識がなにもないともったいない…
先日、武藤善一郎という方の書いた「大阪の街道と道標」という本を図書館で借りました この本は、著者の武藤氏が大阪の古い街道約七十路を踏査し、そこに残されている道標を記録するというもので、おそらく歩くか、さもなくば自転車で踏査されたのではないか…
ドヒマなのでどうでもいいメモ いま僕は、コロナのせいでとても不満の溜まる環境にいますとはいっても、生活が破綻するとかそういう差し迫った危機ではなく、仕事が前よりよりいっそうストレスフルなものになっただけのことなんですが ところで、先日、為末…
ドヒマなのでアクティビティに関係ないお話を 「残酷すぎる成功法則」という本を読んでいます 原題は”Barking up the wrong tree”で犬がなんでもない木に向かって吼えている、という図柄でしょうか? 転じて、世間で喧伝されていることは誤っている、という…