Once Upon A Time in Hollywoodを見ました
Once Upon A Time in the Hollywoodでブラッドピットが着ているチャンピオンのTシャツがカッコいい
ということを村上さんが仰っていたので映画を見てみました
タランティーノ監督にデカプリオとブラピが出ているというありえない組み合わせの映画
感想ひとこと
スタイリッシュとアクションとテンションとユーモアのバランスが完璧でした
パルプフィクション以来のハイバランス
そしてひたすらブラピがかっこよかった
ブラピにクールさを
デカプリオにユーモアを丸投げした結果、最高にかっこよくておもしろい映画ができちゃいました
ただし、あのTシャツはブラピだからカッコいいのであって素人がマネしたらケガするたぐいのやつでした
音楽も最高
ポール・リヴィアって知らなかったけどむちゃくちゃ好きになりました
滋賀のボウでリードクライミング
朝原寺峠(仮名)を越えました
桜がちらほら咲き始めましたな
春はあけぼの
とはいうもののあけぼのの時間には起きられない今日この頃です
3/20(土)金剛山の登山ルートのひとつ、朝原寺道を大和から登り、無名の峠を越えて河内にくだりました
ルート
河南町→水越トンネル→増→朝原寺道→峠→水越峠→青崩→Hodge Podge→河南町
記録
前の晩はなぜか寝付けず、YOUTUBEでひろゆきの論破シーンとかクソどうでもいい動画をエンドレスで見てしまい、朝の3時ごろまで起きていました。
なもので起床は7:30
この時間に起きてからダラダラしてしまうと日が高くなってそのまま堕落した休日を過ごしてしまうので、ちゃっちゃと飯を食って出発
R309
ウスイ谷入り口
水越トンネルを越えて大和に到着
関屋の集落にある道標
さんかう山としか読めないけど、「さ」に見える文字は古仮名で「こ」と読むらしい
つまり「こんかう山」→「金剛山」
そしてここを左に行くのが朝原寺道だと勝手に思い込んでいる自分がいました
左に行くとこんな感じ葛城山がキレイだ
えぇ感じの道や
うずまくR309
ここを登りまっせ!
と、意気揚々と登るとなななんとさっきくだってきたR309に逆戻りしてしまいました
なんじゃそれ!?
そういえばR309の水越トンネルの奈良川手前から側道を左に上がるところがあるから、そこが基点だったのかと、さらに勘違いに勘違いを重ねて車どおりの激しいR309の坂道をえっちらえっちら登り返しました
ついたのはここ
そして、ここに来てようやく地図を取り出して、朝原寺道はぜんぜんちがうところなんやと気づいたしだい
思い込みとは怖いもんやなぁ
正しい登り口は、増の集落の中でした
御霊神社の立派な桜
開花はまだでっか
いつものお地蔵さんに合唱
いつ見てもキレイなお花が備えたあります
朝原寺道の入り口
電柱に貼り付けた風化した登山ルート図
道に入ってすぐの道祖神様
立派な木が裂けてます
暑くてTシャツだけになってジャケットと長Tをパックマンに押し込みます
コックピットがわちゃわちゃ
この登山道は登山口に駐車場がなく、金剛山登山のルートとしてはかなりマイナールートだと思うのですが、整備してくださっている方がいるようでかなり歩きやすいです。
ただし傾斜はなかなか厳しい
フゥフゥ言いながら歩き進めると、朝原寺跡に到着
立派な僧堂があったのでしょうが、廃仏稀釈で露と消えました
鎮魂のため般若心経を唱えておきました
ボウジソワカ~
朝原寺は金剛山の頂上にある転法輪寺の脇寺あるいは宿坊であり、平安期から栄えた金剛山詣での重要な拠点のひとつでした。
ところで金剛山という呼び名は、延暦寺における比叡山や金剛峰寺における高野山と同じように、山ではなくそこにある転法輪寺とその脇寺を含めた山域一体を表すものであったらしいです。
つまり金剛山に行く、というのは転法輪寺にお参りに行くということでした。
金剛山山頂広場はあってもピンポイントとしての山頂がないのはそういう理由からなんですね
朝原寺から先はかなり傾斜が立ってきます
等高線もこのとおり
写真では表現できませんが、木を掴まなければ登れません
トラロープが張ってあります
ゴリモンを担いでいるとかなりきついです
道の脇にある大石
実はこの石を見たくてこのルートに来たのですが、思ってたよりだいぶ小さかったです、、、
この石から300mほどで水越からのダイトレと合流
ここを朝原寺峠(仮名)と名付けましょう
下山開始
階段ばかりなので押しくだりです
林道に出ました
水越林道との合流手前で川を渡ります
あとはこの舗装路をくだるだけ
水越峠におりてきました
ここからはアスファルト道です
帰りしなにHodge Podgeに寄って固着したスルーアクスルを外してもらいました
距離はたいしたことありませんが、なかなかハードでした
最後にむちゃくちゃ便利なこのフレームバッグに付いているワッペンのこと
このフレームバッグはドイターというドイツブランドのものでそのブランドロゴがついていたのですが、なんとなくアメリカンな僕のゴリモンには合わないなぁ、と
で、メルカリの海を漂っているとむちゃくちゃ刺さるワッペンが出ていました
それがコレ
このワッペンは椎名林檎姉さんの2018年のライブツアーグッズらしいです
椎名林檎 - ギブス from 真空地帯 - YouTube
姉さん最高です
あんたには誰も勝てねぇよ
T2 (Train Spotting 2) を観ました
雨の日曜日の昼下がり、なにげなくアマゾンプライムビデオを眺めてたらT2 (Trainspoting 2)が無料で見れそうだったのですかさず鑑賞しました。
T2は1996年に世に送り出されたTrainspottingに登場するメンツのその後、という内容でダニーボイル監督と同じキャストが勢揃いして撮られた映画です
トレスポは、いま40代を生きる人で若いころちょっとこじらせてた人なら見てない人はいない、というぐらい世代を代表する映画です。
オープニングからイギーポップの「Lust for Life」がガンガンガンと鳴り、ドラッグまみれで青白い顔をしたガリガリのユアンマクレガーとその仲間たちが、脳を腐らせながら腐敗した日常を美しく生きている様子が生き生きと描かれます。
日本を含む先進国のモラトリアム世代の共感を得て大ヒットしました。
1996年というのは僕が大学の二年の時です。
僕は登山ばかりしていたのでリアルタイムでトレスポを映画館で観るほどにアンテナは高くありませんでしたが、その3年後ぐらいにビデオを借りて観て虜になり、遅ればせながらサントラを聞きまくり、部屋に映画のポスターを貼ったりしていました。
この映画の少し前には、やたら反社会的なものがカッコいいという時代がありましたが、この映画が出たころから、それもダサくてひたすら退廃的な感じがカッコいい、という空気が若い人の間にあり、トレスポはその空気をよく表現していたと思います。
村上春樹の言葉を借りると「デタッチメント」の時代ですかね。
20年後のいまは、あのときから目盛りが半周して、とにかく明るいインフルエンサーとデジタルトランスフォーマーが最強という時代になりました。
この時代に、あのダメダメだった彼らは生き残っているのか??
結論からいうと、ギリギリ生きていました
でも歳くってましたね~
そりゃ20年経ってるから当たり前か
あのかっこよかったユアンマクレガーが単なるオジサンになっていました
ストーリーはめんどいので書きませんが、端的にいうとおもしろかったです
そして、クールさが抜けて、洒脱な感じになっていました
ところどころT1の要素がちりばめられていて喜ばせてくれました
そして音楽もあいかわらずいい
Born Slippyがアレンジされた曲とか、Lust for LifeのプロディジーVer.(?)とか
同級生の46歳、という設定の彼らは僕とほとんど同じ歳です
この調子ならT3も出してくれるでしょう
彼らと同じように歳がとれるとは僕は幸せだなぁと思います
伏見峠を越えました
3/13土曜日は、近所のクライマーが職場に作ったムーンボードで遊ばせてもらいました
いいなぁムンボ!
ほしい!
V5はいくつか一撃できました
V7はできず、、、
あけて3/14日曜日
昼まで某所にボルダリングに行きました
久しぶりの外岩
ぜんぜん動けなかったけど、まったりいい時間を過ごしました
しかもラッキーなことに近くにいた釣り人からニジマスをいただきました!
釣り人にはニジマスはあまり人気がないらしいです
骨が多いとか
そんなんぜんぜんかまいませんよぉ
おうちで塩焼きにしておいしくいただきました
そして帰りしな、御所で車を降ろしてもらって、伏見峠を越えました
伏見峠は金剛山の山頂近くを超えて大和と河内を結ぶ伏見道のピークです
単に国を越えるだけなら、わざわざこんな高所を越えなくてもよいものを、水越や千早峠ではなく伏見道を使ったのには、国越えのついでに山頂の転法輪寺や葛木神社を参詣するためであったろう、と「山越えの古道」にあります。
ルート
御所市伏見→伏見道→伏見峠→念仏坂→千早→河南町
記録
某所からの帰り御所市伏見まで行き、ドロップしてもらいました
峠越えの入り口まで車で送ってもらえるとはなんたるラッキー
峠越え自体はとても楽しいのですが、心理的ハードルの一つと言えば
「目的の峠を越すために、別の峠を越えて峠道の入り口までいかなければならない」という事実です
なぜならラウンドトリップしなければいけないから
その片道をスキップできたら、旅の7割は終わったも同然です
伏見から舗装路を菩提寺まで登ります
約15分ぐらい
味のある看板
菩提寺は、奈良時代に行基が開基し、最盛期には約30の堂塔がそびえる大寺だったそうですが、14世紀に兵火で焼かれ、今は仁王門こそ立派ですが、小ぶりな本堂を残すのみとなっています
菩提寺から元の峠道に戻り坂を登ったところに、わかりやすく「伏見道」の入り口がありました
イノシシ除けに扉が設置されています
ここから山道です
シューズを履き替えます
山道に入るとすぐに菩提寺の奥院とみられる遺構があり、その中に墓石がたたずんでいました
登山道は作業林道をかねていてとても歩きやすいです
30分ほど登ると階段登場
ここから少し歩きにくくなりますが、自然味のあるとてもいい道
何度も立ち止まって山の空気を満喫しました
全体的に傾斜が緩く押し歩きに最適
もちろん自然林がいいですが、しっかり間伐されておれば人工林もいいものです
ルート真ん中辺りのベンチ
あと30分の看板
傾斜が緩んだところで南から登ってくる石寺道と合流しました
合流地点から300mほどで伏見峠到着
ここからは念仏坂をくだります
前線舗装路
一気にくだって車道に出ました
伏見道はとても穏やかないい峠道でした
最後にメルカリで手に入れたドイターのフレームバッグのレビューを
前回の立石越えで、バックパックを背負わずに自転車を担いだら肩に食い込んで痛すぎる問題に遭遇し、それを回避するためこのフレームバッグを買いました(1800円)
これがむちゃくちゃ快適
はっきりいってこれがあれば、路面しだいでは押すよりもむしろ担ぐほうがラクってぐらい良かったです
いい買い物をしました
関西山越えの古道 を手に入れました
「関西山越えの古道」
という今の僕の趣味にぴったりの本があることを知り、町立図書館に依頼して府立図書館から借りてもらいました
著者は中庄谷直氏
どんな来歴の方かとプロフを見たところ、なんと関西で(というか日本で)沢登りを齧ったことをある者なら知らぬものはいない沢登り集団「大阪わらじの会」の創設者であらせられました
過去それなりに沢をやっておきながら存じ上げていなくてお恥ずかしい
1932年のお生まれで、僕がしきりに沢登りをしていたときにはすでに引退されていたようです
まだご健在かと調べてみましたが、残念ながら4年前他界されたことがわらじの現会長のブログにありました
登山家には美文家が多いという例に漏れず、中庄谷氏の文章も簡潔でありながら情緒があり、そのうえ歴史、文化史、民俗史の示唆に富んでいて引き込まれます
週休一日だったその昔に、歯を食いしばって金と時間を捻出し、毎週週末はせっせと沢に通いながら、同時にこれだけの知識と見識を頭に宿らせるとは、、、
前書きにはこうあります
「昨今、古道ブームが起こり、昔の道を探り出し、それを歩くことが盛んに行われだした。ただ、気に掛かるのは、古くから名のある古道に人気が集中していて、私たちが何気なく歩いているハイキング道になった古道については、まだまだ認識不足のところが多々見受けられることである。それらをまず知っていただき、その上で現代のハイキング道と古道の関係、さらに突き進んで、古道に関わる自然環境と歴史環境の両方の保全までを考えていただけるのなら、本書の目的をはるかに超えるものとして、私の望外の喜びとするものである。」
中庄谷氏の期待に少しでも応えられるように我が古道旅を良いものにしようと思います。
図書館に本を返却して上中下三冊購入しました。
立石越えを越えました
春が来ましたね完全に
3/13土曜日
Hodge Podgeにボトルケージを買いにいきました
したところ、むちゃくちゃいいハンドルバッグを見つけて、そのバッグの内側にボトルが入りそうだったのでボトルケージを買わずにハンドルバッグを購入
3,000円のお買い物をしにいってなぜか20,000円のものを買ってきてしまうという、ありがちな衝動買いをしてしもうた
まぁいっか
購入したのはこちらのTRIGLAV Packman Classicというモノ(写真右上)
ポーランドから来た製品だそうです
ポーランド製のものって生まれて初めて手にしましたけど創りがすごくよかったです
防水ロールバッグと外側のバッグに分かれており、どちらかだけを購入することもできます
僕はロールバッグがあまり好きではないので、外側だけ購入しました
ついでにハンドルのポジションをいじってもらったり、ラインいじってもらったり、あ、これも買っちゃえとオレンジのバルブキャップを買ったりして楽しく過ごしました
次の日(3/14)
信貴山越えの古道のひとつ「立石越え」にいきました
ルート
石川CR→東高野街道→八尾市郡川→立石越え→平群郡久安寺→三郷→R25→河内国分→石川CR
記録
7:30ごろ出発
金剛山の上には不穏な雲が横たわっていますが、今日の天気予報は快晴
河南橋
石川CRより、これから越える信貴生駒の山脈を望む
一時間弱で八尾市郡川に到着
この先の適当な筋を右に折れて適当に麓に向かって進みました
かなりマイナーな路線ですが運よくちょうど電車が来ました
ここまでは急坂、ここからは激坂です
激坂を登ったところにあるのが曹洞宗神光寺
寺門は閉まっていましたが、エントランスまでだけでも十分な美しさ
十二神将がお出迎えしてくれます
神光寺の周辺は古墳時代後期の横穴式古墳が多数保存されている一帯です
道端に一基、その少し上にも石を組んだ古墳が保存されていました。
神光寺を出て北に300mほど進むと来迎寺の脇に立石越えの道標が立っています
乗車して登り始めるもあえなくダウン
持ってきたターサージールに履き替え、ビンディングシューズはパックマンの中へ
しばらくは大心寺の参道の舗装路を進みます。
舗装路終点にあるこれが大心寺、なのか?
外国にはこういう寺院多いですよね
少し戻ったところから山道に入り、ここからは押しと担ぎの世界
2箇所ほど崩壊地がありました
道は明瞭でキレイですが、大き目の石がゴロゴロしていて押し歩きにはちょっと苦しい
担ぎメインで進みます
立石越えは大阪の善男善女が信貴山参りに行くときに使われたメインロードの一つでした
信貴山から、法隆寺、当麻寺など南大和の大寺巡礼するのにしきりに使われたらしいです
今は細い山道ですが、道の脇に自然に還りそうな石垣がところどころあるので、往時にはかなりの通行人がいたと思われます。
道の脇に自然石を穿った手水鉢がありました
峠の下約300mのところで、十三峠に行く分岐道が出てきます。
立石越えはここを右へ
分岐を見守るお地蔵さん
右 志き山、たつたみち 左まつのを山
その脇に般若心経がびっしり刻まれた木の枝が刺さっていました
いろんなことをする人がいるものです。世の中はひろい
峠到着
奥の細道が来し方
信貴、生駒の峠には生駒山脈の稜線を貫く有料道路が横たわっており、峠と言えばこの道を渡らざるを得ません
トンネルをくぐって有料道路を越えます
くぐってすぐの分岐
ここを右に登ると高安山の山頂、左は平群町久安寺を越えて大和に下る古街道
久安寺のお地蔵さん
もう一仏と道標
右 志き 左?尾
村を南に下ったところの分岐点
右に行くと信貴山朝護孫子寺の奥院に行きます
僕は左にくだってフラワーロードから柏原を越えて石川CRで帰りました
最後にPACKMANのレビューを
TRIGRAVのインスタから
いいところ
1、内側のポケットが秀逸!
僕は右に一眼レフ、左にボトルとスマホを差しました
大きさもぴったり
2、ストラップで色んな大きさのものにフィットできる!
今回はシューズだけしか運んでいませんが、その気になればテントやウレタンマットも運べそうです
3、ゴムストラップでいろんなものをはさめる
僕は登りの時にアウタージャケットをはさみました。これ最高。
4、作りが丁寧!
素材も耐久性がありそうなビニール地でハードに使っても安心感があります
困ったところ
これはパックマンのせいではありませんで、あきらかに僕の準備不足ですが、、、
これまで僕はバックパックに荷物を詰め込んで山に来ていました。
そのときはそれが当たり前で気づかなかったのですが、自転車を担いだときにバックパックの肩のストラップがクッションになり、それでかなり自転車の圧力を逃がしてくれていたのです。
今回、荷物をぜんぶパックマンに預けてバックパックなしで担いだところ、自転車の重さが肩にダイレクトにのしかかってむちゃくちゃ痛い!
バックパックの重量がパックマンと荷物の重量に移動したのでなおさらです
対策がいるなぁと思っているとメルカリでちょうどよさげなモノが出品されていましたのでポチってみました
こんどレビューします!
行程図